博多21の会

2013年05月22日

 福岡の若手経済人を中心にした研修、提言団体「博多21の会」の五月定例会が、21日、市内のホテルで開かれました。
私も、この会の発足間もなくから関わっており、特別会員として久しぶりに参加させて頂きました。

 博多21の会
 
 この日は、財務省出身で現在、九州大学産学連携センターの教授をしている谷口博文さんから「政府代替機能と福岡」について講演がありました。谷口さんは、私の高校の六年後輩でもあり、都市機能の在り方や地方分権、道州制などについて積極的な発言をしており、興味深く話を聞きました。

 谷口さんの、この日の講演の主な内容は、東日本大震災以来、東京が震災などで壊滅した場合、日本の中枢機能をどこが果たすべきか、というものです。彼の持論であり、希望は、箱崎の九大キャンパス跡地こそ最もふさわしいというものです。

 首都機能の代替については、東京周辺の都市が手を上げたり、また、大阪、名古屋などの大都市がふさわしいなど諸説ありますが、谷口さんは、今ある大学の既存施設を活用できること。空港、港湾、それに陸上交通の要衝にあることなどから、九大跡地が最適であり、中核都市としての福岡の発展にもつながるとの説です。

 確かに有力な説ですが、私は、代替機能を果たせる都市はどこが一番というのではなく、日本の複数の都市がいつでも代替機能を担えるように今から準備をしておく必要があるのではないかと思っています。福岡はその意味では、人的にもインフラ面でも十分にその機能をもつ力がありますから、福岡自身の課題として、いろいろシュミレーションをしておく必要があると思ってます。

 谷口さんも指摘していましたが、大地震発生の確率より、あるいはテロや戦争の確率の方が高いのかも知れません。他の国では危機管理の常識ですが、日本は平和なだけに、危機といえば天災を考えがちですが、あらゆるケースぢ対応できる安全で強い国を目指す必要があると思うのですが。


Posted by 忠 at 15:28│Comments(0)
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