日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁

2014年11月25日

 明治初期、日本の農業技術改革に多大な貢献をして、日本の三老農の一人に数えられた林遠里(はやし えんり)翁の記念祭が、25日、翁の玄孫にあたる林道生さん宅で行われました。

日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁


 翁は元々福岡藩の砲術指南でしたが、明治になって、国民の生活の基本となる農業、取り分け稲作の改革に志し、鋤で田を興す方法など画期的な稲作方法を考え「勧農新書」を著すと共に、早良区重留の地に「勧農社」という農業塾を設立しました。

日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁
 塾生は約600人。遠里翁自ら全国に農業指導に出かけるとともに、弟子達も全国に散らばって農業の普及に努めました。
9年前、遠里翁の没後百年を記念して大々的に百年祭を挙行した折、私が実行委員長をさせて頂きました。
その折に記念の石碑を立てましたが、その裏面には、私の名前で由来も刻まさせて頂ております。
日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁
 農業指導の功績のみならず、あの頃の日本人の世の為に尽くす気概を、これからの若者にも何とか伝えたい思いです。
勧農社跡地は、福岡市の文化財にも指定されていますので、是非訪ねてみて下さい。

福岡市文化財指定
 勧農社跡附「林 遠里」  福岡市早良区重留4-338番1(重留4-11-47 林 道生宅)
 遠里翁のお墓        福岡市早良区重留4-353番1

林 遠里100年祭時の子ども稲刈り体験
日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁


記念イベント時の玄孫の林 道生、秀世ご夫妻(両端し)と青柳 稔氏との記念写真
日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁


九年前、百年祭時の記念誌
日本の三老農  林遠里(はやし えんり)翁







Posted by 忠 at 19:14│Comments(0)
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