藤ごもり

2011年04月25日 18:16

 サクラも散って、一気に初夏の季節に変わりました。あちこちでフジの花も咲き始めましたが、24日、早良区の田村にある須賀神社の境内で、恒例の「藤ごもり」のお祭りがありました。

 主催は地元の壮年有志でつくる「田友会」。中でもこの年に厄年を迎えた40歳の壮年が主役です。祭りが復活してから35年。従来は、村の中で厄年を迎えた壮年達の厄を村人みんなでからってあげようということで、この厄男たちが自ら主催して行っていたとか。今は校区の行事として先の「田友会」や町内会が主催する行事に。

 この日の厄男は、イノシシ年なのでしょう、猛進会の法被を着た三人。須賀神社の神殿で町内の役員さんたちの前でお払いを受けたあとは、お客の接待係に。境内に作られた舞台では、地元の大人やまだ小さい子供たちまでもが踊りなどを披露。咲き始めた藤棚の前に敷かれたシートはいっぱいの観客で溢れ、初夏の一日をご近所みんなで楽しんでいました。

 早良区には、このように地域の繋がりや絆がまだしっかりと残っているところがたくさんあります。ずっと続けてほしいですね。