落花しきり

2011年04月15日 11:50

 選挙が終わり、久しぶりに自宅近くの祖原山に。
山頂の広場で、毎朝6時半から朝のウォーキングがてらに集まった方達でラジオ体操が行われているのですが、私も以前より時々参加させてもらっているのです。

 
 いつもは選挙期間の終わりには散ってしまっているサクラが、今年は4月中旬を過ぎてもまだ残っており、道すがらのサクラの美しさに見とれています。たすきを懸けて走り回っているころ、皆さんがお花見をしているのを見て、いつも羨ましいなあと思っていたのですが、今年は花も残り、思いがけずサクラを堪能することができました。といっても、早朝のひと時、ベンチに寝転んで静かに花を見上げているだけですが、これもなかなかいいものです。

 しかし、さすがに今日からは散り始め。道の上は舞い落ちた花びらでピンクに染まっています。花吹雪ともいいますが、私は気象用語の「落花しきり」という言葉が案外気に入っています。サクラの花の儚さが動きをともなって感じられるからです。